良く食べ よく寝る 大切さ

 先日の新聞で次のような結果の記事が出ていました。
 小学生を対象にした調査で、朝食に2品目食べる子どもと、4品目のおかずを食べる子どもの違いです。それは、4品目のおかずを食べる子どもの方が学校での集中力・学習能力が高いという結果です。食育への関心が深まっている中での調査です。が、4品目食べるということだけがその要因でしょうか?

 ①「早寝早起き朝ごはん」という標語がありますが、早起きする子どもの方が登校するまでの時間に余裕があるので4品目食べることができる。
 ②また早寝早起きする子どものほうが体内リズムの調子が良く、4品目食べることができる。
 ③あるいは、お母さんが早起きで、4品目作り食卓に提供できる家庭である。
 など、前提となる理由も考えられます。
 いずれにしろ、子どもには大人以上に体力をつけさせるための食事に十分気を配りたいですね。

 100マス計算で有名な陰山先生のお話を伺ったことがあります。小中学生対象の先生の調査では、7時間から8時間睡眠を摂る子どもの方が全体的に学力が伸びる。それより少ない子どもは伸びにくいという結果であるという内容です。
 小中学生より前段階の幼児期には睡眠が更に重要ということが分かります。
 私たちの先祖は昔から「寝る子は育つ」とよく言って来ました。まさしく、眠ることで知力と体力を養っているのですね。

 ところで睡眠だけでは1つの側面でしかありません。冒頭のテーマ「食育」に戻って考えてみますと、2品目より4品目という形でバランスのとれた食事の大切さが浮かび上がって来ます。
 三大栄養素(炭水化物・脂肪・蛋白質)と必須アミノ酸(みそ・納豆などの発酵食品に多く含まれます)など、身体を丈夫に育てる食事の材料と素材の働きなどに注意して我が家の食卓を見直してみませんか?
[PR]

# by mebae-en | 2012-08-09 15:22

「遊び」とは・・・

「子どもの遊びは学びである。」と、言いますが、これは、教育実践上何かに直結した、すぐどこかで役に立つといったことではありません。子どもの遊びは千差万別です。
乳児の場合おかれた環境に飽きることなく働きかけようとすることが遊びです。
幼児の場合も同様で足の発達によって自ら求める場所に出かけては環境に関わろうとして遊ぶ姿が見られます。

 遊びとは子どもの心を揺さぶるような多様な経験の数々なのです。子どもたちが、遊びの中で出会う体験から、驚きと喜びを感じて、そこから新しい関心が生まれ自ら探求していく態度につながるということです。遊びを通して「なぜだろう」「どうしてだろう」と不思議に思う事象に心を寄せたり、友だちの間に葛藤を生じたりする中から育ち学びあうことが、幼児期以降の学び舎人間性の基礎を育むことにつながっています。

 子どもは遊びを通して、身体的・心理的・知的に、そして、人と関わることによって、社会性など、多くのものを獲得していくのです。
 最近の脳科学では、手や体を動かして遊んでいるときに子どもの脳が活性化している、ということが証明されつつあります。

 さて、このように、子どもにとって遊びが非常に大切であるにも関わらす、現実に、遊びを保証する環境はどうでしょうか。子どもの環境には、「三間(仲間・空間・時間)」と言われていますが、「三間」に加えて、手間暇かける「四間」を提案します。これら「四間」の減少により、子どもにとって豊かな環境は消滅し、遊びが伝承しにくい環境になっています。
あらためて、見渡せば、この「四間」を保証する場所こそが幼稚園なのです。

 今の福島の地で、子どもたちの健やかな成長と発達を見据え、このことをもう一度心において、人的・物的両面から、最高な環境を準備していきます。
[PR]

# by mebae-en | 2011-08-01 12:00

夏休みの体験

 子ども達が、夏休みを楽しんで戻ってきました。
雨が降ってもお天気でも、子ども達は得がたい体験をしてきたようです。いつもと同じ出来事でも夏休みという状況の中では、一味も二味も違ったことでしょう。
また、この夏初めてした体験が子どもの興味をゆり動かし、関心を深めるのに一役買っているようです。

 さて、お盆の一日、わたしも初めての体験をして来ました。
福島の名山吾妻小富士を南側から登ったことです。
写真家のフォトエンドーさんをリーダーに大人5人、子どもの5人のパーティーです。
晴天の日、吾妻小屋に荷物をおろし、水筒とおやつを手に出発。
桶沼方向にしゃくなげのトンネルをくぐり、浄土平から来るスカイラインの手前で右に折れ、湿原を下りました。
ここで荒川の浅瀬を渡り、小富士の南側赤土の斜面を登りました。
振り返ると烏子平の笹原を風がわたり、その後ろに東吾妻の緑が横たわります。
山小屋を出発して一時間後、桔梗(キキョウ)によく似た岩シャジンの中に腰を下ろすと空のような桔梗の
青色が目にしみます。
ここまでは、昔、行者が通った道でしょう、古い木標が傾いていました。

 岩シャジン群生地より上はガレ場です。
小学生はカモシカのようにヒョイヒョイと先を登り、三才児も立ち止まりながら頑張ります。
奮闘すること30分、ついに小富士の周回道に出ました。
観光客の驚き顔を尻目に、深呼吸そして記念写真。
下から見上げる小富士の厳しい環境に生きる植物の強さ、
子ども達のたくましさに感動したはじめての体験でした。
[PR]

# by mebae-en | 2010-09-03 18:56

子育て…は つらい? 楽しい?苦しい?面白い? さて、あなたはどちらでしょう?

 人間だけでなく動物も子育てをしますが、動物の子育てには二つのタイプがあります。
離巣性(りそうせい)と就巣性(しゅうそうせい)です。
離巣性の動物は巣を作りません。
キリンやシマウマなど生まれ落ちた途端に自分の足で立ち上がり、
お母さんのお乳を飲み、助けなしで動き始めます。

一方、就巣性の方は、ライオンやたぬき、身近なところでは、犬や猫などがいます。
鳥などもそうですね。
 離巣性の動物は、外敵に襲われてもすぐに逃げられるように、
生まれた瞬間から大人と行動を共にします。
就巣性の動物は巣立ちをするまで、巣という安全な場所で守られて成長します。
人間はどちらのタイプか?
お分かりですね。ただし、人間は『巣』を離れるまでの期間が一番長い動物です。
動物の子育ては親が餌を与えて、子どもが育つとそれで終わりですが、
人間の場合はそれからも長い時間があります。
何故かというと、人間は他の動物と比較して、脳が大きいからです。
脳が大きいおかげで人間は地球上のすべての動物の上にいるのですが、
そのために子育ての期間が長くなってしまいました。

 人間社会で生きていくためには、まず言葉を覚え、言葉を媒介にしたコミュニケーションのとり方を覚え、
自立に必要な学習する期間が子育ての期間といえるでしょう。
子育ての期間とは、脳に必要なデータを蓄積させている期間です。
つまり、赤ちゃんの時代から幼稚園時代、小学校時代、中学校時代までが
人間の子育ての期間です。

 この子育て期間の中でも、赤ちゃんの時代と幼稚園の時代は親の戸惑いが多い時期です。
同じ戸惑いでも、赤ちゃんの時は良かったと言う人が多いのは、なぜでしょうか?
それは、幼稚園の時期は子どもの動きも活発になり自我がはっきり表れ始めて自己主張が強くなるからです。
すなおでなくなる、りくつを言い出す、衣服を汚すなどなど・・・
お母さんが嫌がることばかりやってくれます。
これは人間の子どもがたどる育ちの道筋ですが、子育てを大変と思うのはこんな時ですね。

 しかし逆に、おや!?
うちの子もいっぱしのおとなに近づいてきた!
汚れるくらいいっぱい遊べるようになったよ!と育ちを喜ぶことが、
子育てを面白くします。
動物は子育てを嫌がりません。
子どもをなめて育てます。
人間もなめるように、愛情たっぷりで子育てを楽しみましょう。
[PR]

# by mebae-en | 2010-01-21 18:12

保育で心がけていること

 めばえの教育目標は、「豊かな人間性の基礎を養う」であるのは、
ご存知のとおりです。

 さて、一年の四季を通して、また、2年、3年の積み重ねの保育の中で心がけていることは、
いくつかありますが・・・

・一人ひとりを大切にすること。

・一人ひとりの発達をおさえること。

・一人ひとりが形づくる集団をよりよいものとすること。

・保育においては、個と集団の相互作用を考えながら丁寧に展開すること。
  などなど・・・。


 遊び・仲間・自然環境・造型的表現・音楽的表現・運動・言語など幼稚園生活の各分野で
子どもたちが行う活動を助けるのが先生です。
時には、兄姉先輩としての助言者・時には父母のように支え受け止める受容者、
一日の中でも時間や場面に応じて何役も使い分けている先生です。

先生たちが場面に応じて、活動の始まりや途中、あるいは終わりに心がけていることがあります。
それは、『話し合い』です。
先生と一人の子、先生とクラスの子、子どもと子どもという形の話し合いの場を作ることです。
この話し合いが保育の中での大きな心がけと言ってもいいでしょう。
子どもたちが教師に話しかけること、友だちに話しかけることは信頼感をベースにしてのことです。
ここまでは一人ひとりが信頼感を結べるように努力します。
クラスの前で話すことは、3才・4才・5才なりに勇気が要ります。
その年齢と年間の期に応じて先生は子どもの勇気を引き出したり後押しをします。
このような場面を作り出しながら、仲間の中で自分の気持ちや考え意見を表出することが
大事なんだよと気付かせて行きます。
みんなで話すことは、取り組む活動のこと、行事のこと、当番のこと、
休んでいる友だちだったりさまざまです。
「こんなことがあったんだけど」とケンカのこと、ルールのことなど提案していきます。
どうすれば一人ひとりが理解しあえて成長できるか、発達が遅れている人も、
幼い人もそうでない人も個として平等であり、一人ひとりがかけがえのないクラスの一員
であることや、クラスという集団を支えているという仲間意識が、繰り返し繰り返しの
話し合いの中から理解されていきます。

コミュニケーションの大切さと反対に関係作りが不得手な子どもが増えている今、
話し合いの場作りが少しでも一人ひとりの成長と豊かな人間性の道筋に繋がるように
先生たちは心がけ願っています。
[PR]

# by mebae-en | 2009-09-08 15:32