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めばえ新聞100号によせて

 幼稚園と保護者の距離を近づけるものとして、先代の園長先生による記念すべき第一号が昭和41年に発行され、ついに100号が発行されました。
 めばえ新聞は現在、年2回発行されており、子どもたちの楽しい園生活をお伝えしたり、子どもたちの楽しいエピソード「天使のつぶやき」など、多彩な内容になっております。
 ひとことで100号と言いますが、年2回発行ですから、50号から数えると25年経過しています。当時の園児たちは年少児が28歳、年中児が29歳、年長児は30歳です。

 子どもたちの育ちは「発達課題」と言われる、ヒトに組み込まれた遺伝子によって成長していきます。生まれた赤ちゃんお母さんのおっぱいを求めて飲み、ハイハイをし、伝い歩きから一人歩き、2歳になるとお母さんを基地にして行動半径を5m、10mと広げていきます。幼稚園に入るとたくさんの友だちの中で自立の道を歩み始めます。大きくなるにつれ、小学校・中学校での学びを基礎に、受験勉強を経て就職し、成人してお父さんお母さんとなった園児と再会することは、幼児教育に携わる者としては何より嬉しいことです。
 この25年には忘れられない出来事がありました。
 まずは、北サークルの園舎全改築・・・敷地の制約の中で、子どもの動き・遊びから導き出した「遊びのコーナー」など、公立幼稚園では発想しにくい考え方は、多数の方が見学に訪れ、現在「子どもの夢をはぐくむ施設こむこむ館」の随所に取り入れられています。
 もうひとつは、東日本大震災と原発事故です。大林組さんの協力を得て、米国から2人の技師をお招きし、園庭の除染状況を人工衛星に送信し、人工衛星から園庭のすみずみまで安全を検証したことは福島は勿論、日本でも初めてのことでした。おかげで、めばえの子どもたちは運動能力・体力の低下もなく元気に過ごしています。

 伝統を守りながらも子どもたちに必要なこと、新しいことは、進取の精神で取り入れていくのが、めばえの精神です。切り倒された桜に代わって新しく植えた木も25年後には大きく育つでしょう。25年後の大木となった子どもたちに会える期待とともに、未来に向かって福島の復興を祈り、200号を目指したいと思います。
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by mebae-en | 2016-03-23 17:26